Solid Explorer Classic の使い方(ネットワーク編)

いくつかのファイル管理アプリを試してみて最終的に使っているのは Solid Explorer Classic(213円)です。今回はネットワーク関係の接続設定についてです。

Solid Explorer Classic
Solid Explorer Classic
Developer: NeatBytes
Price: Free
  • 日本語対応
  • SMB/CIFS、FTP、SFTP、WebDav に対応
  • Google Drive、DropBox、OneDrive、SugarSyc、Copy、MediaFile に対応
  • Chromecast用プラグインあり
  • 無料お試し期間は2週間

SMB/CIFS 接続の追加

Windowsファイル共有やSMBサーバーにアクセスすることが出来ます。

画面下部のメニューから [新規] – [SMB接続] を選択。
SolidExplorerClassicのネットワーク追加メニュー

表示されたダイアログの [スキャン] をクリックするとネットワーク内で接続可能な機器を自動で探してくれます。
SolidExplorerClassicのSMBスキャン

検索された機器の中から接続したいものを選択します。
SolidExplorerClassicのSMBサーバー選択画面

自動的に [サーバー] に機器名が入ります。
接続したい機器がスキャンされない場合は IP アドレスを指定します。
表示名(任意)を入力して、[認証方式] を選択、ユーザーとパスワードを設定している場合は任意のユーザーのものを入力します。
SolidExplorerClassicのSMBサーバー追加設定

登録済みの機器に接続するには、画面下部の [ジャンプ] – [ネットワーク] – [SMG/CIFS] もしくは [メニュー] – [ブックマーク管理] から一覧を表示・接続できます。

クラウド接続の追加

画面下部のメニューから [新規] – [クラウド接続] を選択。
SolidExplorerClassicのクラウド接続追加メニュー

対応するクラウドストレージサービス選択画面が表示されますので接続したいサービスを選択。
SolidExplorerClassicのクラウドサービス選択画面

Google Drive の場合は Android 端末に設定されたアカウントの選択ダイアログが表示されるのでそれを選択するか、ユーザーを追加します。他サービスではログイン画面が表示されます。

FTP/FTPS/FTPES/SFTP 接続の追加

FTP接続の画像で説明します。
画面下部のメニューから [新規] – [FTP接続] を選択。
FTPS、FTPES の場合も [FTP接続] から設定可能です。SFTP の場合は [SFTP接続] を選択します。
SolidExplorerClassicのネットワーク追加メニュー(FTP)

設定ダイアログで [表示名](任意)、[サーバー](IPアドレス)、[ユーザー名]、[ポート] を入力、[接続の種類] [認証方式] で項目(必要なら他の項目も)を選択します。FTPS、FTPES で接続したい場合は [接続の種類] のプルダウンメニューから選択します。
SolidExplorerClassicのFTP接続設定画面

[OK] を選択すると接続用ブックマークが追加され、接続したいブックマークを選択すると接続されます。

FTPで公開

Android 側を公開し、ブラウザや FTPクライアントで接続することが出来ます。

  1. Solid Explorerで [メニュー] – [ファイル共有] を選択
  2. 共有したい階層やパスワードを設定
  3. [開始] を選択
  4. サーバーのアドレスをブラウザやFTPクライアントに入力・設定
  5. Android端末にアクセス

公開手順

[メニュー] から [ファイル共有] を選択します。
SolidExplorerClassicのファイル共有メニュー

共有したい階層を設定(デフォルトは”/strage/emulated/0″)し、パスワードを入力します。
パスワードを設定しない場合ブラウザの種類によってはパスワード欄空欄では接続できません。
SolidExplorerClassicのFTP公開設定画面1

[開始]を選択すると共有が開始されます。

ブラウザで接続する場合

アドレス”ftp://ユーザー名@IPアドレス:ポート番号”(画像では ftp://admin@192.168.XXX.XXX:9999)をアドレスバーに入力します。
ユーザー名(admin)は変更できません。
SolidExplorerClassicのFTP公開設定画面2

接続、パスワードを入力すると [共有ディレクトリ] で指定した階層の画面が開きます。
ブラウザによってはユーザー名(admin)などをアドレスバーから実行できないので、その場合はパスワード入力時にそれらも入力する必要があります。
SolidExplorerClassicのFTP公開画面(ブラウザ)

FTPクライアントで接続する場合(ffftp)

ffftpを起動し、メニュー[接続] – [接続] もしくは左上の接続ボタンをクリック
SolidExplorerClassicのFTP共有への接続設定(FFFTP)1

表示されたダイアログの [新規ホスト] を選択
SolidExplorerClassicのFTP共有への接続設定(FFFTP)2

[ホストの設定] で必要項目を入力します。

項目内容図の例
ホストの設定名任意の名称(”Nexus7″などなんでも良い)ftp://192.168.XXX.XXX
ホスト名(アドレス)Solid Exporerで表示されていたIPアドレス192.168.XXX.XXX
ユーザー名Solid Exporerで表示されていた値admin
パスワード自分で指定したパスワード
空欄にしておくと接続時に入力画面が出ます。
●●●●●●●●●●●
ローカルの初期フォルダ空欄でも良い
左側のパネルに表示させたいローカルパス
空欄
ホストの初期フォルダSolid Exporerで指定した階層/storage/emulated/0

SolidExplorerClassicのFTP共有への接続設定(FFFTP)3

[拡張] タブに移動、ポート番号(デフォルトは 9999)を入力
SolidExplorerClassicのFTP共有への接続設定(FFFTP)4

[高度] タブに移動、[LISTコマンドでファイル一覧を取得] のチェックを外し [OK] を選択
SolidExplorerClassicのFTP共有への接続設定(FFFTP)5

入力した設定を選択して [接続]をクリック
SolidExplorerClassicのFTP共有への接続設定(FFFTP)6

PC側の任意(指定しなければC:\)の階層とAndroid側の指定した階層が開きます。
SolidExplorerClassicのFTP共有への接続設定(FFFTP)7

設定を間違ったりして修正したい場合は修正したい設定を選択して [ホスト一覧] ダイアログの[設定変更]をクリックすると設定画面が開きます。

接続中の挙動

ファイル選択した場合の挙動がブラウザ・ソフトウェアによって違います。

例えばChromeでは静止画は表示、音声ファイルは再生、動画ファイルはダウンロードされます。Firefoxでは静止画は表示、音声・動画は再生画面は表示されますが我が家の環境では上手く再生されませんでした。この場合はリンクを選択してダウンロードしてから再生する必要があります。

ffftpではどのファイルも再生・表示されますが、自動でダウンロード(ffftpではダウンロードの手順は踏まなくて良い)してから表示・再生するのでダウンロードの時間がかかります。

注意点など

我が家ではローカルIPアドレスを固定しているので常時同じ設定で接続できますが、固定していない場合 IPアドレスの設定が必要な項目では毎回確認して随時変更する必要があります。

ケーブルで繋げばいちいちこんなことをしなくても良いのですが、主に使っているノートPCは相性が悪いのかNexus7(2012)との接続で不調 → ブルースクリーン登場になったことがあり、心配なのでファイルのやりとりは極力Wi-FiもしくはUSBメモリなどの外部ストレージ経由で行っています。